これだけで1万円の差がつく|電気代が簡単に安くなる効果的な節約術

これだけで1万円の差がつく|電気代が簡単に安くなる効果的な節約術節約
これだけで1万円の差がつく|電気代が簡単に安くなる効果的な節約術

ーーその節約方法、合ってる…?

電気代の節約は間違っている人が非常に多い。

まずは以下のリストを見てもらいたい。

  • こまめに電気をつける・消す
  • アンペア数を下げる
  • LED電球に変える

これらは、電気代の節約方法としてはメジャーなものだ。

確かに、全てやれば電気代が節約できることに間違いはない。しかし、つけっ放しを指摘してギスギスする心労や、家中を見回ったりする体力と、その節約できる電気代は見合っているのだろうか。

またアンペア数を下げたとしても、ブレーカーが落ちてしまっては元も子もないし、LEDに変えようとしても工事が必要だったり、数年以上使用してようやく元が取れるなどの程度である。

もっと簡単に、効果的に電気代を節約する方法はないのだろうか。

筆者としては以下の2つをオススメしている。

  1. 電力会社の見直し:都市系の大手電力会社を使っている人は要検討
  2. 家電の買い替え:10年前の家電を使っている場合は変更の余地あり

詳しく解説していこう。

電気代を節約し安くする前の基礎知識

記事冒頭に当たる本項では、電気代を節約する前に知っておくべき目安や、基礎知識を記載していく。

「こんなものはすでにわかっている」という方はぜひ飛ばして、節約方法の話へと進んでいただいても大丈夫だ。

電気代の計算方法

電気代の節約を検討する前に、まず電気代はどのように計算されているかを知るべきだ。

電気代は、

kWh×1kWhあたりの電力量料金

で、算出される。

前者の「kWh」は「k」と「Wh」に分解できる。
「k」は1000(1000m=1kmのk、これは桁数を揃えるためである)「Wh」は「W=家電などが使う電力」と「h=アワー(時間)」で、つまり「桁数を揃えた(k)使う電力(W)×時間(h)」ということだ。

後者の「1kWhあたりの電力量料金」は、契約している電力会社によって異なる。例えば東京電力であれば19.88円〜30.57円となる。

代表的な家電の消費電力

では、電化製品はどれくらいの電力を使い、どれくらいの電気代となるのか。あくまで目安だが表にまとめておこう。

なお1kWhあたりの電気料金は28円とし、大きさや規模は4人家族の想定だ。

家電年間消費電力年間電気代1ヶ月に直すと
冷蔵庫416kWh11648円971円
テレビ53kWh1484円123円
エアコン717kWh20076円1673円
ドライヤー109kWh3052円254円

それぞれの数字について、冷蔵庫は生活知恵袋さんのものを、テレビは資源エネルギー庁のページを、エアコンはパナソニックのものを、ドライヤーはタイナビSwichさんのものを採用した。

電気代の平均・相場

次に、家庭の電気代の平均および相場を見ていく。

1人暮らしの場合、4人暮らしの家族の場合、そしてオール電化だとどれくらいになるのかをそれぞれ見ていこう。

1人暮らしの場合

2019年に行われた政府統計によると、1人暮らし(単身世帯)の場合、1ヶ月の電気代の平均は5700円だそうだ。

34歳までの若者に限った場合、電気代平均は3512円。60歳以降の場合は6473円となっていた。

4人家族の場合

こちらも2019年の政府統計を参照したが、4人家族の1ヶ月の電気代の平均は10609円だそうだ。

同様に、世帯主の年齢が34歳までの場合は9512円。40代前半は11757円、40代後半は11332円となっていた。

戸建とマンションだとどれくらい変わる?

2019年に日本生協連が行った調査では、1ヶ月の戸建の電気代平均は8546円、集合住宅は6477円という結果になっている。

ただし、この調査を見る限りでは世帯人数などのプロフィールが存在しないため、あくまで「戸建の方が高い傾向にあり、集合住宅の方が安い傾向にある」程度の認識にとどめておくのが無難だろう。

オール電化だとどれくらい変わる?

オール電化の1ヶ月の電気料金については関西電力が調査している。

それによると、1人暮らしの場合は月平均10751円。4人家族以上の場合は14914円となっている。

前述した電気代の平均値(1人暮らし=5700円、4人家族=10609円)と比べてみると、オール電化では1.5〜2倍ほど高くなっている。

電気代を簡単に、効果的に節約する方法

では、電気代を効果的に、簡単に節約する方法を紹介していこう。

筆者が考える最も簡単で効果的な電気代の節約方法は、以下の2つだ。

  1. 電力会社の見直し:都市系の大手電力会社を使っている人は要検討
  2. 家電の買い替え:10年前の家電を使っている場合は変更の余地あり

これら2つの節約術で、電気料金は大きく変わる。解説していこう。

電力会社の見直し

いま契約している電力会社はいわゆる大手電力会社だろうか?

もしそうであれば、電力会社を変えるだけで、ほぼ間違いなく安くなる。

例として、東京電力で、1ヶ月で400kWhを使用した場合の電気代を推計してみよう。

契約種別:スタンダードS(従量電灯B)
契約:40アンペア
使用電力量:月400kWh

計算:
基本料金=1144円
電気代=2376円(120kWhまで19.8円)+4752円(120〜300kWhまで26.4円)+3050円(300kWh以降30.5円)

推計電気代合計:11322円

では、ほかの電力会社を見てみよう。

電力会社基本料金1kWhあたりの料金合計金額
ピタでん0円25.71円10284円
あしたでんき0円26円10400円
ENEOS電気1,144円19.88円(120kWhまで)
24.54円(300kWhまで)
26.22円(以降)
10568円
北陸電力1,144円19.88円(120kWhまで)
24.54円(300kWhまで)
26.22円(400kWhまで)
28.95円(以降)
10568円

この表に沿えば、最も安い電力会社と比較すれば、月額1000円の差が出る。電力会社を変えただけで、年間1万円以上もお得になるのであれば、利用しない手はないだろう。

ちなみに、この中に「北陸電力」とあるが、これは東京・首都圏在住の人も契約可能だ。実際に「北陸かがやき契約」といって、首都圏個人向けプランを提供している。

そして、ここまでの計算は、あくまで概算だ。ほかにも燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金などの項目もあるが、今回は割愛させていただく。

もちろん、この表に載っている会社以外にも電気契約を受け付けているところはあるので、ぜひ調べてほしい。電力会社を調べる際に、見るべきポイントは「基本料金」と「1kWhあたりの料金」である。

基本的にはあまりないのだが、なかには「解約手数料」がかかる電力会社もあるので、注意が必要だ。(表の中では「ピタ電」は”1年以内の解約で2千円+税の違約金が発生”する)

家電の買い替え

家電はエアコン・冷蔵庫・テレビを中心に5〜10年ほど前の型であれば要注意だ。

というのも、家電は年々、省エネ化が進められており、数年たっただけで、エネルギー効率が格段に良くなっているものがあるからだ。

例えばエアコンは、2004年のものと2014年のものを比べた場合、期間消費電力に11%の差、実に100kWh以上の差があったという。

仮に100kWhの消費電力削減ができたとすれば、それだけで2000円〜3000円の節約になり、5年間使用すれば、こちらも1万円以上の節約効果となる。

家電を買い換える際に見るべきポイントは「期間消費電力」や「年間消費電力」。もしその表記がなければ「W(ワット)」を確認し、普段どれくらい使用するかを簡単に計算しよう。

現在使用している家電の消費電力量やワット数は、カタログに記載されているため、もし手元にない場合はインターネットで検索するか、メーカーに問い合わせれば確認できるはずだ。

なお、家電を安く購入する方法については、次回以降記事にする予定なので、もう少し待っていただきたい。

よくある電気代節約術

一方で、はじめに提言した以下のような節約方法も検証しておこう。

  • こまめに電気をつける・消す
  • アンペア数を下げる
  • LED電球に変える

先に伝えておくが、ここで取り上げる事項は間違っているわけではない。

「節約を極めし者が到達する」といえば大げさだが、優先順位は下がるだろう。

こまめに電気をつける・消すの節約効果

「こまめに電気をつける・消す」については、”必ずしも節約になるとは限らない”が答えのようだ。

東京電気管理技術者協会は、以下のように答えている。

Q.蛍光灯はこまめにスイッチを「入・切」しても電気代の節約にはならないの?

A.蛍光灯の場合、必ずしも節約にはなりません。もちろん、つけっぱなしよりはスイッチを切ったほうがよいでしょう。ただし、蛍光灯は点灯時に一番電気を使います。短時間の間に何度も点灯したり、ほんの数分だけ消したりするよりは、つけっぱなしの方がお得です。

東京電気管理技術者協会

さらに、点火方式によっては「蛍光灯をひんぱんにつけたり消したりするのは蛍光灯の寿命を短くします。」との説明もなされており、結局、買い換えの頻度が上がってしまっては元も子もないと言えるだろう。

アンペア数を下げるの節約効果

アンペア数も下げれば、確かに電気代は節約できる。

東京電力では10アンペアごとに286円という単価になっており、一般家庭であれば40〜50アンペアの契約、つまり1140〜1430円の料金となっているため、単純に10アンペア下げれば、286円の節約となる。

しかし、このアンペア数を下げると「ブレーカーが落ちやすくなる」のだ。

アンペア数は「一度に使える電気の量 ≒ 一度に使える家電の数」のことで、具体的に言えばエアコンをつけたまま、お風呂上がりに浴室乾燥機を入れ、ドライヤーで髪を乾かしている間にテレビをつけ、紅茶を飲むためにお湯を沸かしておく、などの状況を支えていると思えばいい。

ちなみに、上記のように電気を使えば、合計で40Aを超える。

製品名アンペア数
エアコン5.4
浴室乾燥機
(1200W 100Vと試算)
12
ドライヤー12
電気ポット12.5
テレビ2.1
照明1
合計45

アンペア数の目安は暮らしっく不動産さんを参考に、浴室乾燥機については相場に基づき筆者が計算した。

アンペア数は、それぞれを一つずつ使用したり、使い方に気をつけたりすれば節約はできるが、それはいつまでも続けられるだろうか。

また、同時作業ができない分、お金の代わりに時間がかかってしまうことにも留意すべきである。

LED電球に変えることの節電効果

消費電力で比べればLED電球は確かに経済的と言える。

しかし、金額にしてみるとどうだろうか。

白熱電球のワット数は36〜100Wとネット上では散見された。かたやLEDはおよそ1/6ということで、6〜16Wほどとなるが、それぞれを1日、8時間使用したとして、1kWh=27円として、比較すると

36W×8h=288×1/1000=0.288kWh×27円=7.776円

100W×8h=800×1/1000=0.8kWh×27円=21.6円

6W×8h=48×1/1000=0.048kWh×27円=1.296円

16W×8h=128×1/1000=0.128kWh×27円=3.456円

計算結果で、1日20円程度の節約となる。家全体の電球をLEDに変えれば、さらに節約効果は高まるが、その分LED電球を購入する必要がある。

LED電球を購入する際には、それぞれの規格や点灯方式をチェックしなければならず、いささか骨の折れる作業と言える。であれば、電気代節約のための投資としては、優先順位を下げていいのではないだろうか。

季節ごとの電気代の節約

最後に季節ごと、特に夏と冬の電気代の節約術を少し紹介しておこう。

夏の電気代の節約

夏の電気代は、ほとんどがエアコンの冷房・クーラーである。

そのため、エアコンの冷房効率を上げることが節約のコツとなる。冷房効率を上げるためには、

  • 冷たい空気を攪拌(かくはん)させる
  • 室外機まわりを開けておく・綺麗にする

これらが有効となる。

冷たい空気は、密度の関係で下にたまるという性質があり、攪拌させなければいつまでたっても床しか冷えないことになる。攪拌させるには扇風機やサーキュレーターがおすすめだ。

冬の電気代の節約

冬の電気代も、エアコン・暖房が中心となる。

こちらも冷房同様で

  • 暖かい空気を攪拌(かくはん)させる
  • 室外機まわりを開けておく・綺麗にする

これらの対策をしておこう。なお暖かい空気は反対に上にたまりやすいという性質がある。

ちなみに、電気系の暖房器具はほとんどが消費電力が大きくなる。部屋全体を温める上で最も効率がいいのがエアコンと主張する人もいるほどで、電気代の節約において電気ストーブなどは控える方がいいだろう。

足元や、自身の体など、いち部分を温めるのであればコタツや電気毛布は優秀だ。

最新の電気代の節約記事・ニュース

ここでは、電気代の節約に関する最新ニュースの記事を取り上げている。本記事も随時更新するように務めるが、興味のあるものがあれば、ぜひ読んでみてもらいたい。

これだけで1万円の差がつく|電気代が簡単に安くなる効果的な節約術

まとめ

ここでは、簡単で優先順位の高い電気代の節約術を紹介した。

まとめると

  1. 電力会社の見直し:都市系の大手電力会社を使っている人は要検討
  2. 家電の買い替え:10年前の家電を使っている場合は変更の余地あり

である。

本記事は、もし耳寄りな情報や、最新ニュースが見つかれば随時更新を行なっていく。

更新通知のお知らせなども対応しているので、引き続き楽しみにしていてほしい。

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